どうもagaruです。
コンサルを転職の可能性の一つとして考えていた時に、
問題解決のための手法を学ぶべく少し勉強しました。
ケース面接で、『ビジネス系問題ってどうやってアプローチしたらいいの?』って
思っている方いませんか?
今回は、転職のために勉強したスキルである問題解決の大事な漕ぎ出し部分である問題を特定する考え方について、
この技術、考え方はコンサルでなくても現職でも実は使える能力・スキルだなって
実感しているので、今回はその手法をご説明します。
問題解決の手順
(1)WHERE・・・問題がどこにあるのか
(2)WHY・・・その問題の原因は何か。
(3)HOW・・・ではどうすればよいか。
このステップに尽きると考えます。
順に説明しましょう。
WHERE・・・問題を絞り込み合意をつける
例えば、あるチェーン店で売り上げがさがっているとします。
「売上が下がっている」
↓
「首都圏の売上が下がっている」
↓
「首都圏でも男性の売上が下がっている」
↓
「首都圏30代の男性の売上が下がっている」
これが、問題の絞り込み方となります。
ここで大事なのは、どんどん問題の追究をしていく中で、
絞り込んだ結果について合意を得ることだと思います。
あとからグダグダ言われると大変ですもんね笑
WHY・・・広く深く問題を掘り下げる
引き続き、さきほどのチェーン店の例を使うと
「首都圏30代男性の売上が下がったのはなぜか」
→「客数が減ったから」
「客数が減ったのはなぜか」
→「再来店したいと思う仕掛けがないから」
「仕掛けがないのはなぜ」
→「具体的なアイデアがないから」
「具体的なアイデアがないのはなぜ」
→・・・
こんな風に掘り下げます。
ここで注意したいのは、
過去の勘や経験によって「これが原因だろう」と決めつけないことです。
広く様々な可能性を追求しながら「本当の原因はなにか」を考える姿勢を大切にしましょう。
HOW・・・原因に対する効果的な策を打つ
引く続き先ほどの例を用いると、
「具体的なアイデアをだすには?」
→「専門家に意見を求める」
→「担当部署で考える」
→「社内公募する」
→「社外公募する」
→「顧客アンケートを取る」
これが問題の深堀に対する対処です。
ここで意識したい点は、
思い付きの対策を提示するのではなく、本当に問題に有効な対策を提示する。
ということです。
問題解決のステップを踏まずに
目先の対策に飛びついてしまうと無駄な時間・手間が発生し落とし穴にはまってしまうのです。
問題の特定
さて、
ではどうやって問題を特定していくのか。
ポイントは3つです。
1.問題の全体を正しくとらえる
2.問題を適切に絞り込む
3.論拠をつけて問題を特定する
問題の全体を正しくとらえる
合言葉は「もれなくだぶりなく」
「もれ」があると問題を正しく特定できない可能性があります。
そして「だぶり」があると無駄な手間が増えてしまいます。
解決すべき問題を含む範囲が、どこまで視野を広げれば全体像をとらえれるのか。
どこまでやるかをはじめに決める必要があります。
これをしなければ何も決まらないからです。
ここで重要なのは
上司・関係者と全体のとらえ方について、打合せ・合意を得ておくことです!
問題を適切に絞り込む
結論から言います。
泥臭く、トライ&エラーを繰り返す、王道でいくしかない。
問題を絞り込むための切り口は、
問題がより明確にできればできるほど良いですが、
簡単に浮き彫りになる程度の問題は、ほとんどないでしょう。
ただ、テクニックとして挙げるならば
WHEN・・・いつ起きた問題か
WHERE・・・どこで起きた問題か
WHO・・・誰が起こした問題か
WHAT・・・何についての問題か
この4Wを意識することです。
ここで、HOWやWHYを用いてしまうと原因分析にまで及んでしまい
問題の特定の枠を超えてしまいます。
論拠をつけて問題を特定する
ここまでが順調にいったとしましょう。
まずご説明したい点は
『問題が問題である論拠』≠『問題が発生してしまう理由』
では、どんな観点で問題の論拠を設定するのか。
増加または減少が大きい
改善可能性が高い
全体に占める割合が大きい
波及効果が大きい
これらのどれが論拠として適当かは
解くべき問題によって変わります。
さらに、これらの論拠が、外部情報や多サンプル、権威者の情報であったりするほど
強い論拠であり、複数の論拠が該当するものほど
優先度が高い問題といえるわけなのです。
さいごに
コンサル業界への転職を考える方で
ビジネス系ケース問題に取り組む方。
そんな方が問題はこれですよね!って強気にいけるように
今回の問題特定のテクニックをご紹介しました。
どうもagaruです。 今回は、『コンサル業界への転職』を考えている方向けに 私の体験談をお話します。 事業会社に勤めていた3年前に、 […]
ぜひまた、原因追及の話などできたらなと考えております。
ではまた!