Twitterや掲示板で、よくこのような質問を見つけましたので
元電力会社の社員としてお答えしたいと思います。
回答は、可能です。
それでは、きちんとご説明いたしましょう。
電力会社からの転職は可能
電力会社からの転職は十分可能なのです。
電力会社で働く人は、地元の星
各地の電力会社って、地方ではそれぞれ有名であることだと思います。
私も仕事後に飲みに行くと、
会社の社章なんて付けて歩いた日には、○○電力の人だーって言われた経験があります。
いきなり話がそれましたが、この話のミソは
有名上場企業がその人のポテンシャルを認めた
そのため電力会社で働いているということに等しいのです。
したがって人材プールでは必然的に需要が出てきます。
キャリアアップにこだわる、給与にこだわることがなく、職業を選ばなければ、多くの機会が存在するでしょう。
実例は電力会社⇒自動車業界⇒電力会社⇒電力会社の転職例あります
私の職場で最後一緒だった方は、
元々電力会社で働いていたが、
会社に嫌気がさして自動車業界に転職したそうです。
その後、結局元々電力会社でやっていた仕事を別の電力会社で再度行うような形で転職されてきました。
管理職として働いていたので、おそらく1200万円くらいは給与もらっていたのではないかと思います。
キャリアの積み上げ方としては、私は悪手であると考えますが、
手段を選ばなければ、元鞘のような転職も可能なのです。
ただし、出世コースには乗れないし、もどれない可能性大なので、
私は、
キャリア戦略をきちんと考えた上での転職を推奨いたします。
電力会社から転職する先はどんなところか
こちらは、以前にも触れたことがあります。
先日いただいたご質問の中に こういったものがありました。 地方の電力会社(技術職)に勤務している20代後半の者で、転職を考えていたところ、こちらのブログに辿り着きました。 電力会社(技術職)からの転職先として、主な業界・企業等あり[…]
電力会社からは、ポテンシャルを活かしたコンサル業界に行きやすい
事業会社の中でも、
専門性も高く、自社設備をたくさん持っているので
業界人として間違いなく期待されます。
また、エネルギーという事業が常に必要とされる以上、
コンサル業界とは非常に相性が良いわけです。
私が無料相談をお勧めしているアクシスであれば、
どのような需要があるのか、詳細に教えてもらえることでしょう。
独自の企業動向・キャリア事例なども提供中【アクシスコンサルティング】
特に、
本気でキャリアを作る気であれば、MBA⇒外資コンサルへのルートが一番自分のためになるルートかと思います。
エネルギー業界は電力会社社員を結構拾ってくれる
石油関係の企業や、再生可能エネルギーの企業は
大いに電力会社の人を雇ってくれます。
私もヘッドハンティングみたいな形で、元上司に声をかけられたことがあります(笑)。
結構めずらしいケースですが、海外留学を決意していたので、お断りいたしました・・・
しかし、給与面などの待遇は、入社後短期的には今や電力会社より良いという意見を
転職した方からよく聞きます。
経理・財務のバックオフィスならば電力・エネルギー業界関係なし
経理・財務スキルは、業界を問わない重要なスキルです。
簿記3級を推奨する方ってインフルエンサーでも一般の方でも非常に多いという印象です。
生活面でも帳簿付けれますし、転職でも役に立つ可能性がある、人生で重要な資格といえるでしょう。
転職の鉄則ですが、「業種」「業界」片方づつ変えることが正しいとすると、
業種(経理財務)を軸に業界をひたすら転職できるということです。
私の場合は、
MBAを取って、このスキルをグローバルの範囲で軸にできれば一生くっぱぐれることはないなと考え
留学を決意しました。
会社が危うくなる、解雇されそうになる、そんな緊急事態でも、自分のスキルで飛び回れるようになれます。
私が日本の皆さんにおすすめするのは、そんな生き方です。
こんにちは。 MBAで勉強しております。 電力会社を辞めてから、時間は空きましたがついに私も留学しました。 今回は、「MBAって行く価値あるのか」という疑問にお答えするべく、 大きなメリットをご紹介いたします[…]
電力会社から転職するならばいつが最適?
電力会社から転職時期はいつが最適か。
結構難しい問題です。
私の推奨は、「会社で身につくスキルがもうないなと思ったタイミングである」と考えています。
大企業と呼ばれる会社の弱点ですが、
出世コース以外の人事が、
かなり適当です。基本的に空いた場所に玉突きのように人をはめていきます。
人によっては同じような仕事をし続けるタイミングがわかりますし、
私自身も未来の自分の異動先が、ある程度予測でき、そこで新たなスキルが身につくことはもうないなと
強く感じた経験があります。
電力会社から転職する必要はないのでは
さて、ここまでで、
「電力会社から転職しなくても良くない?」
そんな声が聞こえます。
電力会社は安定企業。
それは私も完全に同意します。
ただ、現在の雇用をずっと守れるかどうか、売り上げが今と同じ水準を保てるかという意味では完全にわかりません。
なぜならば、日本は人口も減り、経済も衰退している国であり、新たな産業が大きく電気を使用する可能性は現状では低いからです。
つまり、電力会社が安定でいるためには、会社の規模を電力需要に合わせて最適化するしか方法はないのです。
最適化の意味するところはなんでしょうか?
働かない人に辞めてもらうことが一番簡単な最適化方法です。
まだ過渡期ですが、世の中じわじわと変わりつつあります。
もし電力会社にいながら、「自分はこれが出来ます!」といえる強いスキルがないのであれば、
最適化の被害者になることは避けられないでしょう。
私の意見ですが、若いうちに大企業を経験するのは良い経験かと思います。
なぜならば整備された法令対応や研修を受けることで業界へ適応しながらプロフェッショナルになっていけますし、
自身のキャリアにもプラスです。
ただ、しがみつくことはおすすめしません。
遅かれ早かれ、しんどい思いをして会社に残れるかどうか戦う時期がくるのです。
まだ自分が元気なうちに転職を経験しておくことを
電力会社で働いていたものとしてお勧めいたします。
では今回はこの辺で。
ではまた!